芦屋の文化と歴史を文学の視点で綴る・谷崎潤一郎記念館へようこそ

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2023年度
【つながる文学講座】 第1回 地域と文学
 4月より隔月、全6回の連続講座。「つながる文学」を総テーマに、「〇〇と文学」と題し、各分野の講師の方々を招き、 幅広く文学に親しむきっかけを提供するための講座です。

第1回 2023年4月29日(土祝) 14:00~15:30
《地域と文学》~「火垂るの墓」の阪神間~
 横濱雄二氏(甲南女子大学教授)

野坂昭如の短編小説「火垂るの墓」は、神戸から西宮までを舞台にしています。そこで今回の講座では、作中に登場する場所を具体的に地図や資料と照らし合わせながら、 「火垂るの墓」を読み解いてみたいと思います。

 ■場所 当館講義室
 ■定員 30人(先着順、要申込み)
 ■受講料 1,000円
(入館料込み,都度お支払い)
 ■持ち物 筆記用具

2022年度
単発【文学講座】耽美主義者ワイルドの「サロメ」~英文で味わう大人の日曜日~
 谷崎潤一郎、江戸川乱歩、三島由紀夫など、日本の耽美主義者に影響を与えたオスカー・ワイルドの戯曲「サロメ」を英文で味わう文学講座です。 英語が苦手な方でも、中学で学んで忘れてしまった方でも大丈夫です。「耽美」のひとときを楽しみましょう。

 ■日時 2022年4月3日(日)
①10:00~12:10 ②14:00~16:10
※午前と午後は同じ内容です

 ■場所 当館講義室
 ■講師 堀江珠喜 氏・大阪府立大学名誉教授
 ■定員 各回12人(先着順、要申込み)
 ■受講料 各回2,500円(入館料込み)
 ■持ち物 筆記用具
教材(1,500円税込)を当日ご購入いただきます。
【講演会】還暦になったら源氏物語を読もう!~人生経験をつんでこそわかる源氏物語の価値~
【講演会】還暦になったら源氏物語を読もう!
~人生経験をつんでこそわかる源氏物語の価値~

 源氏物語に描かれている恋愛、結婚、子供の教育・就職・結婚、そして老後。そんな人生模様を理解出来るのは還暦を過ぎてからです。

 ■日時 2022年4月10日(日)
       14:00~15:30
 ■場所 当館ロビー
 ■講師 たつみ都志 氏(武庫川女子大学名誉教授)
 ■定員 30人(先着順、要申込み)
 ■受講料 入館料のみ
 ■持ち物 筆記用具
※講演会終了後、ご購入希望の方に書籍(1,650円税込)を販売いたします。
【関連講座】学芸員が語る春の特別展 「谷崎とおんな、谷崎のおんな」
 谷崎潤一郎の生涯を行き交っていった数々の女性たち。彼女たちと文豪の人生とのかかわりや、その作品世界との関係性をわかりやすく解き明かします。

 ■日時 2022年5月29日(日) 14:00~15:00
 ■場所 当館講義室
 ■講師 井上勝博・当館学芸員
 ■定員 20人(先着順、要申込み)
 ■受講料 入館料のみでご受講いただけます。
 ■持ち物 筆記用具
 【niwa-doku 2022】 庭で読む本は、おいしい。


 芦屋文化ゾーンのお庭で、庭読書【niwa-doku】を開催いたします。
 池の鯉を愛でながら、木陰の石段で頁を繰ってみませんか。
 緑の色も鮮やかな芝生のうえで絵本を眺めてみませんか。

 ■日時 2022年6月5日(日) 10:00~16:00
     ※雨天の場合は、中止
 ■会場 芦屋市立美術博物館 前庭
     当館 庭園
 ※【niwa-doku 2022】は無料で参加いただけますが、
各館の展覧会観覧には観覧料が必要です。
【朗読舞】 「春琴抄」
 谷崎ゆかりの宿「御所坊」と彩ひろみさんの出会いで生まれた 朗読舞。今回は『春琴抄』をテーマに彩さんの朗読、歌と舞に、佐伯準一さんの奏でる旋律が加わり、 佐助と春琴の隠された心情に迫ろうとするものです。

 ■日時 2022年6月19日(日)
 ① 11:30~12:15
 ② 14:30~15:15
 ※午前と午後は同じ内容です。
 ■場所 当館ロビーギャラリー
 ■出演 彩ひろみ(朗読舞) 佐伯準一(キーボード)
 ■定員 各回40人(先着順、要申込み)
 ■入場料 各回1,000円(入館料込み)

【文学講座】「メリー・ポピンズ」を読む~英文で味わう大人の日曜日~
 かつてジュリー・アンドリュースのミュージカル映画で大ヒット、その後もロンドンやニューヨークで、 そして最近は日本の舞台でも上演されている名作『メリー・ポピンズ』を原文で、20世紀初期のロンドン中産階級の文化・風俗を読み解き、楽しみましょう。 英語が苦手、中学で学んで忘れた方でも大丈夫です。

※3回とも、午前の部(10:30~12:00)を開講します。 

第1回 2022年5月15日(日)
    AM 10:30~12:00
    PM 14:00~15:30
    第1章 East Wind
第2回 6月5日(日)
    AM 10:30~12:00
    PM 14:00~15:30
    第2章 The Day out
第3回 7月3日(日)
    AM 10:30~12:00
    PM 14:00~15:30
    第3章 Laughing Gas


※1回のみでも受講可能です。
※申込多数の場合は、午前の部(10時30分~12時)も開講予定です。

 ■場所 当館講義室
 ■講師 堀江珠喜 氏・大阪府立大学名誉教授
 ■定員 各回12人(先着順、要申込み)
 ■受講料 各回2,000円(入館料込み)
 ■教材 1,600円税込(1冊で3回分対応)を購入いただきます
 ■持ち物 筆記用具

 トライやる  芦屋市立精道中学校 生徒さん撮影  2022年5月19日~20日

小休憩

ピンクのつつじ

和風
 トライやる  芦屋市立山手中学校 生徒さん撮影  2022年5月26日~27日

芦屋の音

コイと庭

自然との共生
 トライやる  芦屋市立潮見中学校 生徒さん撮影  2022年6月2日~3日

ゆとりの場


緑の庭

緑の咲く場所

歴史

鯉のお家

かくれたてんじしつ

あめんぼとこいのしあわせ

ベンチ
 【第36回残月祭】 長谷川櫂 講演会     
【第36回残月祭】長谷川櫂 講演会
 『陰翳礼讃』とは何か


 谷崎潤一郎(1886~1965年)の 生誕を記念した「残月祭」。今年は、俳人で朝日俳壇選者の長谷川櫂さんをゲストに迎えます。
〝『陰翳礼讃』は日本文化についての名随筆といわれるが、ここに描かれるのは幻想の日本文化であり、随筆ではなく小説家の創作だった〟
長谷川櫂さんの視点で捉えた『陰翳礼讃』、そして谷崎潤一郎について語っていただきます。

 ■日 時 2022年7月24日(日)
     14:00~15:30 (13:00 開場)
 ■場 所 ルネサンス クラシックス
      芦屋ルナ・ホール
     (兵庫県芦屋市業平町8-24)
 ■定 員 300人
 ■入場料 2,000円(前売券1,800円)


■講師略歴
長谷川 櫂 はせがわ・かい

俳人、朝日俳壇選者
『俳句的生活』『古池に蛙は飛びこんだか』『俳句と人間』、句集『太陽の門』などの著書をはじめ、『俳句の宇宙』でサントリー学芸賞、句集『虚空』で読売文学賞受賞。 2004年から読売新聞に詩歌コラム「四季」を毎日連載中。『和の思想 日本人の想像力』が7月刊行予定。

※前売券は芦屋市内の下記5か所で販売中です。
 ・芦屋市谷崎潤一郎記念館
(阪神芦屋駅南東徒歩15分:月曜休み(祝日は開館し翌日休み)
 ・大利昭文堂(阪急芦屋川駅南すぐ:日曜休み)
 ・芦屋市役所売店
(阪神芦屋駅南すぐ 市役所北館の地下1階:土日休み)
 ・キッチンカフェなりひら
(ルネサンス クラシックス芦屋ルナ・ホール隣接:火曜休み)
 ・芦屋市シルバー人材センターはつらつ館
(JR芦屋駅から国道2号線 上宮川町西交差点南東:土日祝休み)

※または谷崎記念館に電話、ファクスまたはメールで ①〒住所②氏名(ふりがな)③電話番号(ファクスの方はファクス番号も)④参加人数をお知らせください。 振込方法をお知らせし、入金を確認した後に前売券をお送りします。

主催 芦屋市谷崎潤一郎記念館
後援 芦屋市 芦屋市教育委員会 中央公論新社

◆なお、当日 7月24日12時ごろから夕方まで、JRの運転取り止めがあります。
新快速(米原から姫路間)や快速(米原から大阪)、普通(高槻から大阪)など影響がありますので
阪急電車、阪神電車などでお越しください。 詳しくは、下記のJR西日本のホームページをご覧ください。

不発爆弾処理による列車の運転取り止めについて https://www.westjr.co.jp/press/article/items/220616_07_oshirase.pdf
 【1日体験講座】マーレングラスリッツェン講座
「イニシャルプレート」 ★満席★

ガラスの表面にダイヤモンド粒子の付いた針で弱く傷を付け絵柄を描きます。

※マーレングラスリッツェン講座
 ~初めての手彫りガラス~

ヨーロッパのガラス工芸。ダイヤモンドの粒子を用いた針で、ガラスの表面に線刻や点描をほどこし、 繊細に絵柄を彫り上げます。

 ■日 時 2022年10月14日(金)
①10:00~12:00 ②13:00~15:00
 ■場 所 
谷崎潤一郎記念館は休館中のため、
芦屋市立図書館本館2階の集会室
で行います。
 ■講 師 桂木 朝子(かつらき ともこ)
(主宰 いとうえりこ マーレングラスリッツェン講師会会員)
 ■定 員 ①5名②10名(要予約)
 ■受講料 1,500円
 ■別途材料費 3,800円
内訳:ダイヤモンド針 2420円・ホルダー 550円・ガラス 530円・ハイミロンシート 300円 全てお持ち帰り頂きます。
 ■持ち物:セロハンテープ・ハサミ・除光液・油性極細サインペン・ポケットティッシュ
 【学芸員エッセイ】 第1回  (2022年8月)     
学芸員エッセイ

内田巌「谷崎潤一郎像」
(キャンパス・油彩)


 谷崎の肖像画の中でも、ひときわ印象深い作品である。

 昭和21(1946)年3月、洋画家・内田巌は、敗戦後も疎開生活を続けていた谷崎のもとを訪れる。肖像画を描くためであった。 戦時中、当局からの圧力によって出版を差し止められていた「細雪」を、なおも書き続けた谷崎の姿勢に感銘を受けてのことであったといわれる。 作品は、わずか1週間ほどで仕上げられた。 疎開先であった岡山県勝山町の山並みを遠景にした、その横顔にみなぎる意志の力強さには、創作にいたった画家の動機がよく込められている。

 「細雪」は、『中央公論』の昭和18年正月号・3月号に初回・第2回が掲載されるが、軍部の弾劾を受け、 以降は出版社による「自粛」というかたちでの掲載中断を余儀なくされる。が、谷崎はその後も筆を断つことなく、 この長編の上巻と中巻とは、昭和20年8月の敗戦までにはすでに書き上げられていた。そして、この肖像画の頃には、その原稿やゲラが出版社との間でやりとりされ、 画家に装丁を依頼するなど、「細雪」刊行へ向けた動きがいよいよ大詰めをむかえていた。その一方で、下巻の原稿も着々と書き進められていく。


『細雪』初版本(上巻 昭和21年6月刊、
中巻 昭和22年2月刊、下巻 昭和23年12月刊)
 谷崎はこの肖像画を気に入っていたようで、疎開から引き上げて住んだ京都・南禅寺の自宅に飾り、自著『月と狂言師』(昭和24年刊)の口絵としても使っている。

 ちなみに、画家内田巌は、小説家・評論家の内田魯庵を父に持つ。戦後画壇の民主化に尽力するなど、政治的な活動にも熱心だった。
 【学芸員エッセイ】 第2回  (2022年10月)     
学芸員エッセイ

様々な言語に翻訳された「細雪」の刊本


「こいさん、頼むわ。―――」
 鏡の中で、廊下からうしろへはいって来た妙子を見ると、自分で襟(えり)を塗りかけていた刷毛(はけ)を渡して、 そちらは見ずに、眼の前に映っている長襦袢(ながじゅばん)姿の、抜き衣紋(ぬきえもん)の顔を他人の顔のように見据えながら、
「雪子ちゃん下で何してる」
と、幸子はきいた。

 谷崎潤一郎の名作「細雪」の有名な書き出しだが、いざ外国語に翻訳するとなると・・・。

 まず、冒頭の「こいさん」からして難関である。英訳では「Koi‐san」(サイデンステッカー訳、以下同)と音で表記し、 その上で、「こいさん」の意味内容を説明する一節を本文に組み込む。主な欧州諸語の訳文も、おおむね英訳と同様の対処の仕方。 一方、中国語訳・韓国語訳は、本名の「妙子」で表す。

 そして、「抜き衣紋」。和服の着こなしをいう伝統表現の、この絶妙さ。中国語訳「露出後頸」(鄭建元訳)は、なるほど意味明瞭で端的ながら、 あからさまでミもフタもない。英訳は、「pulled high at the throat, stood out stiffly behind to reveal her back and shoulder」 (襟をのど元にまで引きつけ、後ろ襟をピンと反り立てて背中と肩を露わにし)。こちらはまた、手取り足取り懇切丁寧、微に入り細にわたる長文解説の苦心惨憺。 中国語訳にせよ英訳にせよ、「抜き衣紋」の指すところを、正しく伝えるだけでもたいへんなのである。 女性の肌身に触れることもなく匂わせるその言い回しの、慎ましやかな艶めかしさまで汲みとるというのは、酷に過ぎるというものか。

 原文では、冒頭から「と、幸子はきいた。」まで主語は見えず、一文で綴られていく。誰の仕わざとも知れぬからこそ、 また切れ目のない緩やかな言葉の持続に導かれるほどよい緊張にも促されて、セリフや所作そのものに意識が集中していく。 まるで、その場面を間近に目にし耳にしているかのような感覚が呼び起され、我々は、おのずと作品世界へと引き込まれていくのだ。 一方、英訳そして中国語訳・韓国語訳でも、それぞれの言語としての性質もあってのこととはいえ、主語はあっさり明かされ文も途切れて、原文のような効果は望めない。

 日本語の粋を極めた結晶「細雪」。その翻訳は、やはり至難ということか。訳者はつらい・・・。

 【学芸員エッセイ】 第3回  (2022年12月)     
学芸員エッセイ

平安神宮の桜を背に 谷崎家の女たち
左端が重子 昭和15(1940)年春


 何につけ優柔で、はっきりと意思を表わそうとしない。それでいて、結局はしたたかに自分の思いを通してしまう・・・。 「細雪」の雪子は、そんな女性である。

 谷崎の妻松子の妹重子が、その雪子のモデル。作中の雪子と同じく、重子も見合いをくり返している。見合い相手からの電話を、もじもじとしてなかなか受けようとせず、 それがもとで破談となるエピソードが作品には出てくるが、同じようなことが実際にもあったらしい。しかし、最後には思い通りに家柄の良い相手と結ばれてしまうのも、 雪子と同じ。雪子のお相手は藤原氏の流れをくむ公家の血筋という設定だが、重子は松平家の血を引く男性に嫁いだ。

 彼女たちは、たちまち夕空にひろがっている紅の雲を仰ぎ見ると、皆が一様に、「あー」と感嘆の声を放った。この一瞬こそ、二日間の行事の頂点であり、 この一瞬の喜びこそ、去年の春が暮れて以来一年にわたって待ちつづけていたものなのである。(「細雪」上巻)

 「細雪」全編を春ごとに彩る京都平安神宮での花見、名にし負う紅しだれ桜の紅の雲・・・。それは、作中の蒔岡家の、 そしてまた谷崎家の人々が毎年心待ちにしていたものであり、彼らの日々の暮しにとっての一大クライマックスであった。ここぞとばかりに着飾った女たちは、 満開の桜と咲き競う。その花の下で年を追うごと、一家の人々は、今年こそは雪子そして重子に良い縁をと願いながら、やがて嫁いでいく彼女との別れを、 行く春を惜しむ心に重ねてもみるのだった。


重子が平安神宮の花見で着た羽織
戦後の花見の折の一着
 しかし、そんな花見の春の訪れごとに、中国との戦争は泥沼化していった。巷には、「挙国一致」の標語があふれるようになる。パーマネントの髪は肩身が狭く、 街のネオンも消えていく。「一汁一菜」が流行語となり、駅弁に焼き芋が登場した。

 破局への暗く速い流れは、すでに日本をのみ込んでいた。昭和16(1941)年春、その年の花見もすみ、ようやく縁づいた雪子そしてまた重子も嫁いでいく。 「細雪」の終幕である。そしてその冬には、ついに太平洋戦争の戦端が開かれる。

 雪子と重子にやがて来る幸せと惜別との予感を織り交ぜながら、一家の日常を包み込んで咲く桜。その優美は、重苦しい陰画に縁どられていたのである。
 【学芸員エッセイ】 第4回  (2023年2月)     
学芸員エッセイ

「盲目物語」初版本


 織田信長の妹で、絶世の美女の誉れ高い「お市の方」。小説は、そのお市の方の身体をほぐす「揉み療治」として仕えた盲目の男の、 彼女への憧憬を込めた思い出語りの体裁でつづられていく。

 「あれほどしなやかなからだのおかたをいろうたことがござりませぬ。それに、おんはだへのなめらかさ、こまかさ、 お手でもおみあしでもしっとりと露をふくんだようなねばりを持っていらしったのは、あれこそまことに玉の肌と申すものでござりましょうか」(「盲目物語」)。

 盲目の暗闇の中で感覚を研ぎ澄まされた手指が、女性の肉体に潜む官能をつかみ出し、言葉に紡ぎ出していく。その美の世界は、目に見えぬからこそ、 さらには下僕としてかしずき仕える身であればこそのままならなさゆえに、この世のものとも思えない、理想の花を開かせることができるのだ。 その至高の美は、やがて落城の焔の中で永遠のものとなる・・・。

 執筆当時、谷崎は、大阪船場の大商家に嫁していた人妻根津松子と交流があった。ヒロイン「お市の方」に託された、成熟し賢明で気高い、 「臈(ろう)たけた」伝統的な理想の女性美には、かしずくべき気高き「御寮人」松子のイメージがオーバーラップしているともいわれる。 そして、作品発表後3年ほどの昭和9(1934)年春、谷崎と松子とは芦屋での同棲生活を始めたのだった。


館所蔵「盲目物語」自筆原稿
2021年度
【関連講座】学芸員が語る春の特別展 「美の文豪、潤一郎」   ★★中止になりました★★
 谷崎ゆかりの名画・名品を数多く贅沢に展示する春の特別展。見どころや作品のあれこれを学芸員がわかりやすく解説します。

 ■日時 2021年4月25日(日) 14:00~15:00
 ■場所 当館講義室
 ■講師 井上勝博・当館学芸員
 ■定員 20人(先着順、要申込み)
 ■受講料 入館料のみでご受講いただけます。
 ■持ち物 筆記用具
単発・3回シリーズ【文学講座】耽美主義者ワイルドの童話~原文で味わう大人の日曜日~
 谷崎潤一郎や三島由紀夫に影響を与えたオスカー・ワイルドの童話を、原文で味わう文学講座です。 英語が苦手な方でも、中学で学んだ英語を忘れてしまった方でも大丈夫です。イギリスのRADA(王立演劇学校)出身の舞台俳優から指導を受けた講師が、 物語の内容を通して、文学と文化を教えます。原文を読みながら、楽しく学びましょう。

 ■日時 2021年
第1回 4/18(日) 「幸福な王子」
①10:00~12:10 ②14:00~16:10
第2回 5/16(日) 「わがままな大男」
①10:00~12:10 ②14:00~16:10
第3回 6/6(日) 「ナイチンゲールとバラ」
①10:00~12:10 ②14:00~16:10
※午前と午後は同じ内容です

 ■場所 当館講義室
 ■講師 堀江珠喜 氏・大阪府立大学名誉教授
 ■定員 各回12人(先着順、要申込み)
 ■受講料 各回2,500円(入館料込み、都度お支払いください)
      ※1回のみでも受講可能です。
 ■持ち物 筆記用具
教材(1,500円税込、1冊で3回分対応)を当日ご購入いただきます。
 【第35回残月祭】 椹野道流 講演会     
 
【第35回残月祭】椹野道流講演会
 「谷崎の暮らし、わたしたちの暮らし」


 日本近代文学に絢爛たる美の世界を繰り広げた作家、谷崎潤一郎(1886~1965年)の生誕を記念した「残月祭」。
 今年は、医師で小説家の椹野道流さんをゲストに迎え、谷崎作品やエッセイに描かれた谷崎の暮らしをテーマに講演していただきます。


 ■日 時 2021年7月24日(土)
     14:00~15:30(13:00 開場)
 ■場 所 芦屋ルナ・ホール
     (兵庫県芦屋市業平町8-24)
 ■定 員 300人
 ■入場料 1,800円(前売券1,500円)


■講師略歴
椹野 道流 ふしの・みちる
医師、小説家。大阪/兵庫出身
1994年 兵庫医科大学卒業、1998年 大阪医科大学大学院卒業
大学院在学中の1997年、講談社ホワイトハート文庫「人買奇談」で作家としてデビュー。
以降、「鬼籍通覧」シリーズ、「時をかける眼鏡」シリーズ、「ローウェル骨董店の事件簿」シリーズ、「モンスターと食卓を」シリーズなどを手がける。
地元芦屋を舞台とした「最後の晩ごはん」シリーズや「男ふたりで12ヶ月ごはん」などを執筆中。
また、医療系専門学校等で非常勤講師として、解剖生理学、法医学、公衆衛生学を教えている。

※前売券は芦屋市内の下記5か所で販売中です。
 ・芦屋市谷崎潤一郎記念館(阪神芦屋駅南東徒歩15分:月休)
 ・大利昭文堂(阪急芦屋川駅南すぐ:日休)
 ・芦屋市役所売店 (阪神芦屋駅南の市役所北館地下1階:土日休)
 ・キッチンカフェなりひら(芦屋ルナ・ホール隣接:火休)
 ・芦屋市シルバー人材センターはつらつ館(JR芦屋駅から国道2号線南:土日休)

※または谷崎記念館に電話、ファクスまたはメールで ①〒住所②氏名(ふりがな)③電話番号(ファクスの方はファクス番号も)④参加人数をお知らせください。 振込方法をお知らせし、入金を確認した後に前売券をお送りします。


主催 芦屋市谷崎潤一郎記念館
後援 芦屋市 芦屋市教育委員会 中央公論新社
【関連講座】つくられた〈文学〉~投稿雑誌『文章倶楽部』における作家イメージ~
 『文章倶楽部』の投稿雑誌としての側面と誌面構成に注目しながら、読者にどう働きかけたか、版元である新潮社の動向と合わせて講義します。

 ■日時 2021年7月31日(土) 14:00~15:00
 ■場所 芦屋市立美術博物館・講義室
 ■講師 日高佳紀 氏(奈良教育大教授)
 ■定員 40人(先着順、要申込み)
 ■持ち物 筆記用具
 ■受講料 1,000円(谷崎館入館料込み)
(美術博物館をご観覧の場合、別途観覧料が必要です)
 【夏のこども講座】  文学館を探検しよう!

【夏のこども講座】 文学館を探検しよう!
~見て・聞いて・レポート作り~


 暑い夏、涼しい文学館内を探検しませんか?芦屋ゆかりの文豪(ぶんごう)・谷崎(たにざき)潤一郎(じゅんいちろう)の記念館で、 学芸員(がくげいいん)の話を聞きながら、展示室(てんじしつ)やロビー、お庭、バックヤードを探検します! 最後に、まとめプリントで探検のレポートを作成します。


① 展示室で文豪谷崎の写真や原稿、本などを見ながら、学芸員さんの解説を聞こう。(谷崎と芦屋のつながりを確認!)
② 広いお庭やロビー、バックヤードを探検!(お庭は写真撮影出来ます)
③ 講義室(こうぎしつ)で、レポート作成。学芸員さんが作ったプリントに、調べたことや感じたことを書いていくよ。夏休みの自由研究に役立てよう。
④ 書き上げたら、認定証(にんていしょう)をもらおう。

 ■日時 2021年8月8日(日)
       10:30~11:30
 ■場所 当館・館内
 ■講師 永井敦子学芸員
 ■定員 小学校3年生~6年生・10人(要予約、保護者付き添いの場合は1名のみ入館無料)
 ■受講料 200円(材料費)
 ■持ち物 筆記用具・ノート
【仏画体験講座】 ~うちわに妙音天を描きましょう~

うちわに妙音天を描いてみませんか。 谷崎館で人気の「仏画講座」を担当する阿藤無華氏がわかりやすくお教えします。うちわに、お手本をなぞって色付をしていきますので、初めての方でも大丈夫。 仏画に興味があるけれどもちょっと難しそう…と思われている方も気軽に始めるチャンスです。

 ■日時 2021年6月19日(土)①10:00~12:00
             ②13:00~15:00 ※満席
 ■場所 当館講義室
 ■講師 阿藤無華(仏画師範)
 ■定員 各回6人(要予約)
 ■受講料 1,500円(入館料込)+1,800円(材料費)
 ■持ち物 手ぶらでご参加ください。
 トライやる・ウィーク  代替訪問
芦屋市立山手中学校
2021年5月27日
谷崎潤一郎記念館新聞
芦屋市立潮見中学校
2021年5月28日
手作りぞうきん
【秋の特別展 関連講座】学芸員が語る秋の特別展 「細雪」日常への憧憬(オマージュ)
 谷崎の代表作「細雪」に描かれる、おだやかで愛おしい日々の暮らし、それは1936(昭和11)年秋から4年半にわたる、谷崎一家の日常の記録でもありました。 当時の時代背景をも絡めながら、名作の作品世界をご案内します。

 ■日時 2021年10月24日(日) 14:00~15:00
 ■場所 当館講義室
 ■講師 井上勝博・当館学芸員
 ■定員 20人(先着順、要申込み)
 ■受講料 入館料のみでご受講いただけます。
 ■持ち物 筆記用具
 【niwa-doku 2021】 庭で読む本は、おいしい。


 芦屋文化ゾーンのお庭で、庭読書【niwa-doku】を開催いたします。
 秋晴れの爽やかな風を感じながら、芝生で絵本を眺めてみませんか。
 池の鯉を愛でながら、木陰の石段で頁を繰ってみませんか。

 ■日時 2021年11月3日(水・祝) 10:00~16:00
     ※雨天の場合は、中止
 ■会場 芦屋市立美術博物館 前庭
     当館 庭園
 ■「関西文化の日」同時開催につき当日入館無料です。
【芦屋ルナ・ホール上映会】 「細雪」 
 【芦屋ルナ・ホール上映会】
  京マチ子・山本富士子出演 「細雪」


 旧家の美しい四姉妹の日常を、原作の舞台である芦屋で長期ロケして描き出した昭和の情緒あふれる名画です。 京マチ子が姉妹のかなめになる次女の幸子を、山本富士子が内気で縁談がまとまらない三女の雪子を演じるなど、 当時の代表的な美人女優が華やかさを競います。古き良き芦屋の懐かしい風景に浸ってみませんか。

「細雪」1959年 角川映画 105分
監督:島耕二 脚本:八住利雄
出演:轟夕起子 京マチ子 山本富士子 叶順子 川崎敬三 根上淳ほか

 ■日 時 2021年11月23日(火祝)
      ①10:30~12:15 ②13:30~15:15
            (各回30分前開場)
 ■場 所 芦屋ルナ・ホール
         (兵庫県芦屋市業平町8-24)
 ■定 員 各回 300人
 ■入場料 800円 (前売り 700円)

※前売券は芦屋市内の下記5か所で販売しています。
 ・芦屋市谷崎潤一郎記念館(阪神芦屋駅南東徒歩15分:月休)
 ・大利昭文堂(阪急芦屋川駅南すぐ:日休)
 ・芦屋市役所売店 (阪神芦屋駅南の市役所北館地下1階:土日休)
 ・キッチンカフェなりひら(芦屋ルナ・ホール隣接:火休)
 ・芦屋市シルバー人材センターはつらつ館(JR芦屋駅から国道2号線南:土日休)

チケットは上記5か所の他、谷崎館に直接お申込みいただけます。
電話、ファックスまたはメールで
①午前か②午後か、〒住所 、氏名(ふりがな)、 電話番号(ファックスの方はファックス番号も)、参加人数を お知らせください。振込方法をお知らせし、入金を確認した後に 前売券をお送りします。

単発・秋の2回シリーズ【文学講座】耽美主義者ワイルドの童話~原文で味わう大人の日曜日~
 谷崎潤一郎や三島由紀夫に影響を与えたオスカー・ワイルドの童話を、原文で味わう文学講座です。 英語が苦手な方でも、中学で学んだ英語を忘れてしまった方でも大丈夫です。イギリスのRADA(王立演劇学校)出身の舞台俳優から指導を受けた講師が、 物語の内容を通して、文学と文化を教えます。原文を読みながら、楽しく学びましょう。

 ■日時 2021年
第1回 11/7(日) 「忠実な友」
①10:00~12:10 ②14:00~16:10
第2回 12/5(日) 「星の子」
①10:00~12:10 ②14:00~16:10
※午前と午後は同じ内容です

 ■場所 当館講義室
 ■講師 堀江珠喜 氏・大阪府立大学名誉教授
 ■定員 各回12人(先着順、要申込み)
 ■受講料 各回2,500円(入館料込み、都度お支払いください)
      ※1回のみでも受講可能です。
 ■持ち物 筆記用具
教材(1,500円税込、1冊で2回分対応)を当日ご購入いただきます。
 【1日講座】 仏画体験 ~新年のカレンダーを作りましょう~
 2022年の仏画カレンダーを自作してみませんか?お手本をなぞって「大黒さま」と「来年の干支の寅」をコラボして描きます。 谷崎館で人気の「仏画講座」を担当する阿藤無華氏がわかりやすくお教えします。初めての方でも大丈夫。 仏画に興味があるけれどちょっと難しそう・・・と思われている方でも気軽に始めるチャンスです。

 ■日時 2021年11月27日(土) 13:00~15:00
 ■場所 当館講義室
 ■講師 阿藤無華(仏画師範)
 ■定員 4人(要申込み)
 ■受講料 1,500円(入館料込み)+1,500円(材料費)
 ■持ち物 筆記用具
 【谷崎記念館の庭園で記念撮影】
 谷崎潤一郎記念館には、とてもすてきな日本庭園があります。 谷崎がかつて住んでいた京都の名邸「潺湲亭(せんかんてい)」の庭園をイメージして造られました。 池では鯉も泳いでいます。 そんな別世界で思い出の写真を撮ってみませんか?前撮りなどもお申し出ください。

 ■時間 10:00~16:00
 ■場所 当館 庭園
 ■料金 庭園のみ無料
※展示をご覧になる場合は入館料が必要です。
 ■対象 ご本人と撮影者(受付でお伝えください。)
 【1日講座】 組み木細工のおひな様
 組み木なのでパーツがばらばらになります。縮緬の古裂をまとった可愛いおひな様。古裂は数種取り合わせてご用意します。

 ■日時 2022年1月23日(日)
     ①11:00~12:30 ②14:00~15:30
 ■場所 当館講義室
 ■講師 亘 正幸(麻の葉工房)
 ■定員 各回 8人(要申込み)
 ■受講料 2,500円(入館料・材料費込み)
 ■持ち物 布用はさみ
 【1日講座】 鳥獣戯画模写体験
 京都市右京区の高山寺に伝わる国宝「鳥獣人物戯画」。ウサギやカエル、サルなどの擬人化された動物たちが、生き生きと躍動する様子はとりわけ人気を集めています。
 日本画家の長谷川透氏が見本をなぞって簡単に模写する伝統的な方法をお伝えします。日本画は初体験という皆様にお勧めです。数十年ぶりに筆を持たれた方も多数参加される人気講座です。

 ■日時 2022年2月6日(日)
     ①10:00~12:00※追加しました
     ②14:00~16:00※満席
 ■場所 当館講義室
 ■講師 長谷川 透(日本画家、香里美術クラブ主幹)
 ■定員 各回8人(最低開講人数5人、要申込み)
 ■受講料 3,000円(入館料・材料費込み)
 ■持ち物 手ぶらでご参加ください
【関連講座】学芸員が語る冬の特設展 谷崎からの手紙
 谷崎自筆の書簡の数々を、その内容や背景、文豪をめぐる人間関係にまつわるエピソードを絡めて学芸員がわかりやすく解説します。

 ■日時 2022年2月27日(日) 14:00~15:00
 ■場所 当館講義室
 ■講師 井上勝博・当館学芸員
 ■定員 20人(先着順、要申込み)
 ■受講料 入館料のみでご受講いただけます。
 ■持ち物 筆記用具
2020年度
【関連講座】学芸員が語る春の特別展 「潤一郎の美術展」   ★★中止になりました★★
 文豪ゆかりの名画・名品を数多く贅沢に展示する春の特別展。見どころや作品のあれこれを学芸員がわかりやすく解説します。

 ■日時 2021年4月12日(日) 14:00~15:00
 ■場所 当館講義室
 ■講師 井上勝博・当館学芸員
 ■定員 40人(先着順、要申込み)
 ■受講料 入館料のみでご受講いただけます。
 ■持ち物 筆記用具
【夏のこども講座】 「文学館を探検しよう!見て・聞いて・レポート作り」
 学芸員さんのお話を聞きながら、文学館の中やお庭、バックヤードを探検しよう!最後にレポート(もしくは絵日記)にまとめ、認定書をもらおう。

 ■日時 2020年8月2日(日) 10:30~11:30
 ■場所 谷崎潤一郎記念館内
 ■対象 小学生(3年~6年生)
 ■講師 永井敦子・当館学芸員
 ■定員 10人(先着順、要申込み)
 ■受講料 200円
保護者付き添いの場合は、1名のみ入館無料
【夏の特設展関連講座】学芸員が語る夏の特設展 「大谷崎と文豪たち」
 谷崎と文豪たちの交流を紹介する夏の特設展。谷崎との関係性や資料が示す友情など、見どころを学芸員がわかりやすく解説します。

 ■日時 2020年8月22日(土) 14:00~15:00
 ■場所 当館講義室
 ■講師 永井敦子・当館学芸員
 ■定員 20人(先着順、要申込み)
 ■受講料 入館料のみでご受講いただけます。
【関連講座】学芸員が語る秋の特別展 「タブー~発禁の誘惑~」
 表現者であれば誰しもが直面する「発禁の誘惑」。文豪谷崎でも例外ではありませんでした。学芸員がその事情と背景をわかりやすく解説します。

 ■日時 2020年10月25日(日) 14:00~15:00
 ■場所 当館講義室
 ■講師 井上勝博・当館学芸員
 ■定員 20人(先着順、要申込み)
 ■受講料 入館料のみでご受講いただけます。
 ■持ち物 筆記用具
【秋の特別展 特別講座】堀江珠喜講演会
     三島由紀夫没後50年「耽美主義への誘惑 谷崎〜三島由紀夫」
 『「人妻」の研究』(ちくま新書)などの著書のある堀江珠喜・大阪府立大学名誉教授(英文学・比較文学)が、日本の耽美主義をひも解きます。

 ■日時 2020年11月29日(日) 14:00~15:30
 ■場所 芦屋市立美術博物館 講義室
 ■講師 堀江珠喜・大阪府立大学名誉教授
 ■定員 30人(先着順、要申込み)
 ■受講料 1000円
   (谷崎潤一郎記念館の入館料込み)

※美術博物館は展示入替期間中のため、ご観覧いただけません。谷崎館のご観覧となります。

 【谷崎記念館の庭園で記念撮影】
 谷崎潤一郎記念館には、とてもすてきな日本庭園があります。 谷崎がかつて住んでいた京都の名邸「潺湲亭(せんかんてい)」の庭園をイメージして造られました。 池では鯉も泳いでいます。 そんな別世界で思い出の写真を撮ってみませんか?前撮りなどもお申し出ください。

 ■時間 10:00~16:00
 ■場所 当館 庭園
 ■料金 庭園のみ無料
※展示をご覧になる場合は入館料が必要です。
 ■対象 ご本人と撮影者(受付でお伝えください。)
【謎解きイベント】 迷路に隠された文豪の宝


LINEアプリを使った謎解きゲームです。
館内を周回・探索し,次々出される問題をクリアすることで,抽選で20名様に芦屋の逸品をプレゼント。

ご自身のスマートフォン等を使用していただくことで,参加者同士やスタッフ等との接触機会を極力少なくし, 新型コロナウイルス感染症対策をしながら,イベントを楽しんでいただけるように工夫しております。

 ■期間 2021年1月7日(木)~2月7日(日)
 ■場所 芦屋市立谷崎潤一郎記念館と芦屋市立美術博物館
      ※ゲームスタートは、谷崎潤一郎記念館です。
 ■参加料 無料(別途施設観覧料必要)
      ※1月30日(土)に,無料観覧日を設定しています。
 ■対象 親子でご参加ください(就学前・小学生低学年向け)
 ■主催 芦屋市役所 企画部政策推進課 0797-38-2127
 ■制作 (株)アクティオ 維新エンターテインメント(株)
【関連講座】学芸員が語る冬の特設展 「初版本onパレード~名作たちのデビュー~」
 ★★中止になりました★★

凝りに凝った谷崎作品初版本の数々について、それぞれにまつわるエピソードを添えて、学芸員がわかりやすく解説します。

 ■日時 2021年2月7日(日) 11:00~12:00
 ■場所 当館講義室
 ■講師 井上勝博・当館学芸員
 ■定員 20人(先着順、要申込み)
 ■受講料 入館料のみでご受講いただけます。
 ■持ち物 筆記用具
 【第34回残月祭】 長谷川櫂 講演会     ★★中止になりました★★
【第34回残月祭】長谷川櫂講演会
 『陰翳礼讃』とは何か


★★前売券の払い戻しについて★★
本日より、前売券の払い戻しをいたします。
お客様にはご迷惑をおかけすることとなり、心よりお詫び申し上げます。
【期限】2021年3月20日(土)まで
【場所】当館もしくは、芦屋市内の前売券を購入された店舗(芦屋市役所売店で購入されたお客様は、当館で払い戻しいたします。)

※チケットを当館より郵送させていただいたお客様には、当館よりご連絡させていただきます。
★★★★


 明治、大正、昭和を通じ、日本近代文学に絢爛たる美の世界を繰り広げた作家、谷崎潤一郎(1886~1965年)の 生誕を記念した「残月祭」。 今年は、俳人で朝日俳壇選者の長谷川櫂さんをゲストに迎え、『陰翳礼讃』について講演していただきます。

〝『陰翳礼讃』は日本文化についての名随筆といわれるが、ここに描かれるのは幻想の日本文化であり、随筆ではなく小説家の創作だった。〟 長谷川櫂さんの視点で捉えた『陰翳礼讃』、そして谷崎潤一郎について語っていただきます。

 ■日 時 2021年3月6日(土)14:00~15:30
                (13:00 開場)
 ■場 所 芦屋ルナ・ホール
          (兵庫県芦屋市業平町8-24)
 ■定 員 300人
 ■入場料 2,000円(前売券1,800円)


※例年、谷崎の誕生日の7月24日に開催しておりますが、上記日程に繰り延べさせていただきました。

■講師略歴
長谷川 櫂 はせがわ・かい

俳人、朝日俳壇選者
『俳句的生活』『古池に蛙は飛びこんだか』、句集『九月』などの著書をはじめ、
『俳句の宇宙』でサントリー学芸賞、句集『虚空』で読売文学賞受賞。
読売新聞に詩歌コラム「四季」、岩波書店「図書」に「隣は何をする人ぞ」を連載中。

※前売券は芦屋市内の下記4か所で販売中です。
 ・芦屋市谷崎潤一郎記念館
  (阪神芦屋駅南東徒歩15分:月曜休み(祝日は開館し翌日休館))
 ・大利昭文堂(阪急芦屋川駅南すぐ:日曜休み)
 ・芦屋市役所売店 (阪神芦屋駅南すぐ 市役所北館の地下1階:土日休み)
 ・キッチンカフェなりひら(芦屋ルナ・ホール隣接:火曜休み)

※または谷崎記念館に電話、ファクスまたはメールで ①〒住所②氏名(ふりがな)③電話番号(ファクスの方はファクス番号も)④参加人数をお知らせください。 振込方法をお知らせし、入金を確認した後に前売券をお送りします。

主催 芦屋市谷崎潤一郎記念館
後援 芦屋市 芦屋市教育委員会 中央公論新社
【体験講座】 琳派の干支「丑」を模写する会
 【芦屋市谷崎潤一郎記念館・小林美術館共同企画】

新年の干支「丑」を一緒に模写してみませんか?今回は、琳派の技法を全くの素人の皆様にも 楽しんで頂ける特別企画です。日本の風情を映す大和絵は、私たちの心の片隅を鏡のように表してくれます。 新年の澄んだ心を筆に託して丑年の運気を呼び込みましょう!

 ■日時 2021年1月10日(日)
       ①10:00~12:00
       ②14:00~16:00
 ■場所 当館講義室
 ■講師 長谷川 透(日本画家、香里美術クラブ主幹)
 ■定員 8人(最低開講人数5人、要予約)
 ■受講料 1,000円(入館料込)
 ■持ち物 手ぶらでご参加ください。
【体験講座】 「鳥獣戯画」模写体験講座
 【芦屋市谷崎潤一郎記念館・小林美術館共同企画】

京都市右京区の高山寺に伝わる国宝「鳥獣人物戯画」。ウサギやカエル、サルなどの擬人化された動物たちが、生き生きと躍動する様子はとりわけ人気を集めています。
日本画家の長谷川透氏が見本をなぞって簡単に模写する伝統的な方法をお教えします。日本画は初体験という皆様にお勧めです。数十年ぶりに筆を持たれた方も多数参加される人気講座です。

 ■日時 2021年
2/20(土)Ⓐ10:00~12:00満席 Ⓑ14:00~16:00満席
2/28(日)Ⓐ10:00~12:00満席 Ⓑ14:00~16:00満席
3/20(土祝)Ⓐ10:00~12:00満席 Ⓑ14:00~16:00満席
 ■場所 当館講義室
 ■講師 長谷川 透(日本画家、香里美術クラブ主幹)
 ■定員 8人(最低開講人数5人、要予約)
 ■受講料 1,000円(入館料込)
 ■持ち物 手ぶらでご参加ください。
2019年度
堀江珠喜講演会「谷崎のアブない世界」
 『「人妻」の研究』(ちくま新書)などの著書のある堀江珠喜・大阪府立大学名誉教授(英文学・比較文学)が、「谷崎」の虚実をひも解きます。

 ■日時 2019年5月26日(日) 14:00~15:30
 ■場所 当館講義室
 ■講師 堀江珠喜・大阪府立大学教授
 ■定員 40人(先着順、要申込み)
 ■受講料 1000円(入館料込み)


 トライやる・ウィーク  芦屋市立潮見中学校 生徒さん撮影  2019年6月4日~8日

ちょっと一息

厳かな門

思い出の受付

小さな出入口

いい風景

石像

庭を一望

展示室

思い出のネコ

 
 トライやる・ウィーク  芦屋市立精道中学校 生徒さん撮影  2019年5月21日~25日

名物の庭

細雪の芦屋

スキャンダラスな谷崎

いらっしゃいませ

そこから何が見えますか?

谷崎が残したもの

この門、やはり気になる

文学への入り口

水が溜まるまで

あしやつくるば ガチャール君も
 【第33回残月祭】 ロバート キャンベル講演会
 【第33回残月祭】 ロバート キャンベル講演会
   「青い花」の長い散歩
~大正期の谷崎文学と「都市」について~


 谷崎潤一郎の生誕を記念し、毎年7月24日に開催する「残月祭」。遺族の一人である渡辺千萬子さんの呼びかけで、1986年より始まりました。
今年は、日本文学研究者で、国文学研究資料館の館長であるロバート キャンベルさんをお迎えし、谷崎文学との出会いや作品の魅力、日本の文化について語っていただきます。

 ■日 時 2019年7月24日(水)14:00~15:30
              (午後1時開場)
 ■場 所 芦屋ルナ・ホール
         (兵庫県芦屋市業平町8-24)
 ■定 員 600人
 ■入場料 3,000円(前売券2,500円)

■講師略歴
 ロバート キャンベル
日本文学研究者 国文学研究資料館長 東京大学名誉教授 ニューヨーク市出身。専門は江戸・明治時代の文学、特に江戸中期から明治の漢文学、芸術、思想などに関する研究を行う。
テレビでMCやニュース・コメンテーター等をつとめる一方、新聞雑誌連載、書評、ラジオ番組出演など、さまざまなメディアで活躍中。

【主な編著】
「井上陽水英訳詞集」(講談社)
「東京百年物語」(岩波文庫)
「ロバート キャンベルの小説家神髄 現代作家6人との対話」(NHK出版)他

※前売券は芦屋市内の下記3か所で販売中です。
 ・芦屋市谷崎潤一郎記念館(阪神芦屋駅南東徒歩15分:月曜休み)
 ・大利昭文堂(阪急芦屋川駅南すぐ:日曜休み)
 ・グリル業平(芦屋ルナ・ホールに隣接:火曜休み)

※または谷崎記念館に電話、ファクスまたはメールで ①〒住所②氏名(ふりがな)③電話番号(ファクスの方はファクス番号も)④参加人数をお知らせください。 振込方法をお知らせし、入金を確認した後に前売券をお送りします。

 【夏休みこども講座】  文学館を探検しよう!

【夏休みこども講座】
文学館を探検しよう!
~見て・聞いて・レポート作り~


 暑い夏、涼しい文学館内を探検しませんか?芦屋ゆかりの文豪(ぶんごう)・谷崎(たにざき)潤一郎(じゅんいちろう)の記念館で、 学芸員(がくげいいん)の話を聞きながら、展示室(てんじしつ)やロビー、お庭、バックヤードを探検します! 最後に、まとめプリントで探検のレポートを作成します。


① 展示室で文豪谷崎の写真や原稿、本などを見ながら、学芸員さんの解説を聞こう。
② 広いお庭やロビー、バックヤードを探検!(お庭は写真撮影出来ます)
③ 講義室(こうぎしつ)で、レポート作成。学芸員さんが作ったプリントに、調べたことや感じたことを書いていくよ。夏休みの自由研究に役立てよう。
④ 書き上げたら、認定証(にんていしょう)をもらおう。

 ■日時 2019年8月17日(土)
       13:30~14:30
 ■場所 当館講義室
 ■講師 永井敦子学芸員
 ■定員 小学校3年生~6年生・15人(要予約、保護者付き添いの場合は要観覧料)
 ■受講料 200円(材料費)
 【夏の特設展関連講座】  楠田立身講演会「文豪の大らかな調べ」

【夏の特設展関連講座】
楠田立身講演会「文豪の大らかな調べ」


 当館で短歌講座の講師もされている楠田立身氏(日本歌人クラブ)から見た、歌人としての谷崎潤一郎の魅力を語っていただきます。

 ■日時 2019年8月24日(土)
       14:00~15:30
 ■場所 当館講義室
 ■講師 楠田立身氏(日本歌人クラブ)
 ■定員 40人(事前に必ず下記へお申し込みください)
 ■受講料 1000円(入館料込み)
 【niwa-doku】庭で読む本は、おいしい。


 芦屋文化ゾーンのお庭で、庭読書【niwa-doku】を開催いたします。
 秋晴れの爽やかな風を感じながら、芝生で絵本を眺めてみませんか。
 池の鯉を愛でながら、木陰の石段で頁を繰ってみませんか。

 ■日時 2019年10月27日(日) 10:00~16:00
     ※雨天の場合は、中止
 ■会場 芦屋市立美術博物館 前庭
     当館 庭園
 ■当館は、庭園のみ無料開放いたします。
 【現地講座】 谷崎の愛した京の豪邸  ※満席のためキャンセル待ちの受付となります
谷崎文学と名建築にふれる現地講座

 谷崎潤一郎が戦後暮らし、小説の舞台に描いた名邸「潺湲亭(せんかんてい 現・石村亭)」(京都市左京区) を訪ねます。

 「潺湲亭」は世界遺産の下鴨神社・糺の森の隣に位置し、築100年を超える閑静な邸宅で、2000平方メートルもの敷地には、 池を中心に御殿風の母屋や書斎、茶室などが巡らされています。

 谷崎は1949年から1956年まで暮らし、「少将滋幹の母」「新訳源氏物語」「鍵」などを執筆。静岡県熱海市に引っ越した後も 愛着は深く、小説「夢の浮橋」の舞台にするほどでした。

 普段は非公開のため、解説付きでゆっくり見学できる貴重な機会です。名建築と、 京料理の老舗「下鴨茶寮」にて季節のお弁当をお楽しみ下さい。

■日程 11月8日(金)10:20または11:20
     出町柳駅前(京阪電車⑥号出口)集合

■定員 26人(申込み順)
■受講料 9,000円
(食事代、レクチャー含む。交通費は自己負担)

※潺湲亭訪問に際する注意事項
写真・動画撮影不可。
飲酒後の訪問は禁じられています。ご了承下さい。
 【絵手紙一日体験講座】   「かんたん絵手紙年賀状」
 筆を持つのは初めての人でも手作りの年賀状がかんたんにできます。谷崎館で「絵手紙講座」を 担当する坪田千鶴子先生が、ユーモラスでかわいい子年の年賀状の作り方をお教えします。親しい 人に心のこもったあいさつを送り、新たな年をスタートさせましょう。

 ■日時 2019年11月22日(金) 10:30~11:30
 ■場所 当館講義室
 ■講師 坪田千鶴子・日本絵手紙協会公認講師
 ■定員 12人(先着順、要申込み)
 ■受講料 1000円(入館料、材料費込み)
 ■持ち物 筆記用具(他の材料は講師が用意します)
 【谷崎館の庭で記念撮影】
 谷崎潤一郎記念館には、とてもすてきな庭があります。 谷崎がかつて住んでいた京都の名邸「潺湲亭(せんかんてい)」の庭園をイメージして造られました。 池では鯉も泳いでいます。 そんな別世界で成人の日に思い出の写真を撮ってみませんか?

 ■日時 2020年1月13日(月・祝) 10:00~16:00
 ■場所 当館 庭園
 ■料金 庭のみ無料
※展示をご覧になる場合は入館料が必要です。
 ■対象 ご本人と撮影者(受付でお伝えください。)
 【冬の特設展 関連講座】   「潤一郎、The show time!!~文豪inエンターテイメント~」
 文豪・谷崎潤一郎は、若い頃、映画の脚本を執筆していました。そんなこともあってか、谷崎は映画界とも繋がりが深く、その作品も数多く映画化されています。 さらには、演劇・歌舞伎等をはじめ、舞台芸術・芸能への作品の翻案も多くあります。 そんな「エンターテイメント」の世界と谷崎作品さらには谷崎自身との関わりについて、わかりやすくレクチャーします。

 ■日時 2020年2月15日(土) 14:00~15:00
 ■場所 当館講義室
 ■講師 井上勝博・当館学芸員
 ■定員 30人(先着順、要申込み)
 ■受講料 1000円(入館料込み)
   
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© Tanizaki Junichiro Memorial Museum of Literature,Ashiya.