芦屋の文化と歴史を文学の視点で綴る・谷崎潤一郎記念館へようこそ
 
 当館は 機械設備等改修工事のため
   休館中 です
 期間:2022/7/25(月)~2023/3/31(金)

 一時休館中の活動や改修後の開館予定などは、ホームページ・SNSで詳細を更新しますのでぜひご覧ください。
 
 
 
 【学芸員エッセイ】 第1回  (2022年8月)     
学芸員エッセイ

内田巌「谷崎潤一郎像」
(キャンパス・油彩)


 谷崎の肖像画の中でも、ひときわ印象深い作品である。

 昭和21(1946)年3月、洋画家・内田巌は、敗戦後も疎開生活を続けていた谷崎のもとを訪れる。肖像画を描くためであった。 戦時中、当局からの圧力によって出版を差し止められていた「細雪」を、なおも書き続けた谷崎の姿勢に感銘を受けてのことであったといわれる。 作品は、わずか1週間ほどで仕上げられた。 疎開先であった岡山県勝山町の山並みを遠景にした、その横顔にみなぎる意志の力強さには、創作にいたった画家の動機がよく込められている。

 「細雪」は、『中央公論』の昭和18年正月号・3月号に初回・第2回が掲載されるが、軍部の弾劾を受け、 以降は出版社による「自粛」というかたちでの掲載中断を余儀なくされる。が、谷崎はその後も筆を断つことなく、 この長編の上巻と中巻とは、昭和20年8月の敗戦までにはすでに書き上げられていた。そして、この肖像画の頃には、その原稿やゲラが出版社との間でやりとりされ、 画家に装丁を依頼するなど、「細雪」刊行へ向けた動きがいよいよ大詰めをむかえていた。その一方で、下巻の原稿も着々と書き進められていく。


『細雪』初版本(上巻 昭和21年6月刊、
中巻 昭和22年2月刊、下巻 昭和23年12月刊)
 谷崎はこの肖像画を気に入っていたようで、疎開から引き上げて住んだ京都・南禅寺の自宅に飾り、自著『月と狂言師』(昭和24年刊)の口絵としても使っている。

 ちなみに、画家内田巌は、小説家・評論家の内田魯庵を父に持つ。戦後画壇の民主化に尽力するなど、政治的な活動にも熱心だった。
 【1日体験講座】マーレングラスリッツェン講座
「イニシャルプレート」

ガラスの表面にダイヤモンド粒子の付いた針で弱く傷を付け絵柄を描きます。

※マーレングラスリッツェン講座
 ~初めての手彫りガラス~

ヨーロッパのガラス工芸。ダイヤモンドの粒子を用いた針で、ガラスの表面に線刻や点描をほどこし、 繊細に絵柄を彫り上げます。

 ■日 時 2022年10月14日(金)
①10:00~12:00 ②13:00~15:00
 ■場 所 
谷崎潤一郎記念館は休館中のため、
芦屋市立図書館本館2階の集会室
で行います。
 ■講 師 桂木 朝子(かつらき ともこ)
(主宰 いとうえりこ マーレングラスリッツェン講師会会員)
 ■定 員 ①5名②10名(要予約)
 ■受講料 1,500円
 ■別途材料費 3,800円
内訳:ダイヤモンド針 2420円・ホルダー 550円・ガラス 530円・ハイミロンシート 300円 全てお持ち帰り頂きます。
 ■持ち物:セロハンテープ・ハサミ・除光液・油性極細サインペン・ポケットティッシュ

お問い合わせ・申込み 芦屋市谷崎潤一郎記念館
〒659-0052 兵庫県芦屋市伊勢町12-15
TEL 0797-23-5852 FAX 0797-38-3244 メールフォーム

氏名(フリガナも)・電話番号・ご希望時間をお知らせください。
 【第36回残月祭】 長谷川櫂 講演会     
【第36回残月祭】
 長谷川櫂 講演会
 『陰翳礼讃』とは何か


 谷崎潤一郎(1886~1965年)の 生誕を記念した「残月祭」。今年は、俳人で朝日俳壇選者の長谷川櫂さんをゲストに迎えます。
〝『陰翳礼讃』は日本文化についての名随筆といわれるが、ここに描かれるのは幻想の日本文化であり、随筆ではなく小説家の創作だった〟
長谷川櫂さんの視点で捉えた『陰翳礼讃』、そして谷崎潤一郎について語っていただきます。

 ■日 時 2022年7月24日(日)
       14:00~15:30 (13:00 開場)
 ■場 所 ルネサンス クラシックス
       芦屋ルナ・ホール
       (兵庫県芦屋市業平町8-24)
 ■定 員 300人
 ■入場料 2,000円(前売券1,800円)


■講師略歴
長谷川 櫂 はせがわ・かい

俳人、朝日俳壇選者
『俳句的生活』『古池に蛙は飛びこんだか』『俳句と人間』、句集『太陽の門』などの著書をはじめ、
『俳句の宇宙』でサントリー学芸賞、句集『虚空』で読売文学賞受賞。
2004年から読売新聞に詩歌コラム「四季」を毎日連載中。
『和の思想 日本人の想像力』が7月刊行予定。

※前売券は芦屋市内の下記5か所で販売中です。
 ・芦屋市谷崎潤一郎記念館
(阪神芦屋駅南東徒歩15分:月曜休み(祝日は開館し翌日休み)
 ・大利昭文堂(阪急芦屋川駅南すぐ:日曜休み)
 ・芦屋市役所売店
(阪神芦屋駅南すぐ 市役所北館の地下1階:土日休み)
 ・キッチンカフェなりひら
(ルネサンス クラシックス芦屋ルナ・ホール隣接:火曜休み)
 ・芦屋市シルバー人材センターはつらつ館
(JR芦屋駅から国道2号線 上宮川町西交差点南東:土日祝休み)

※または谷崎記念館に電話、ファクスまたはメールで ①〒住所②氏名(ふりがな)③電話番号(ファクスの方はファクス番号も)④参加人数をお知らせください。 振込方法をお知らせし、入金を確認した後に前売券をお送りします。

主催 芦屋市谷崎潤一郎記念館
後援 芦屋市 芦屋市教育委員会 中央公論新社


お問い合わせ・申込み 芦屋市谷崎潤一郎記念館
〒659-0052 兵庫県芦屋市伊勢町12-15
TEL 0797-23-5852 FAX 0797-38-3244 メールフォーム

〒住所・氏名(フリガナも)・電話番号・参加人数をお知らせください。


◆なお、当日 7月24日12時ごろから夕方まで、JRの運転取り止めがあります。
新快速(米原から姫路間)や快速(米原から大阪)、普通(高槻から大阪)など影響がありますので
阪急電車、阪神電車などでお越しください。 詳しくは、下記のJR西日本のホームページをご覧ください。

不発爆弾処理による列車の運転取り止めについて https://www.westjr.co.jp/press/article/items/220616_07_oshirase.pdf
 2021年度 谷崎記念館だより
 2022年度 展示年間スケジュール
 「倚松庵用箋」 レターセット販売

 谷崎潤一郎が愛用した原稿用紙「倚松庵用箋」の図案を配したレターセットができあがりました。

「倚松庵用箋」レターセット
177 x 250 便箋10枚
長形4号封筒(90 x 205)3枚
定価 500円(税込み)

申し込み方法
谷崎記念館で直接お買い求めください。または下記の連絡先に電話、ファクスまたはメールで、
①冊数 ②住所 ③氏名 ④電話番号(ファクスで申し込む人はファクス番号も)を書いてお送りください。送料と振込手数料はご負担いただきます。

お問い合わせ 申し込み 芦屋市谷崎潤一郎記念館
TEL 0797-23-5852 FAX 0797-38-3244 メールフォーム
 記念館図録 「谷崎潤一郎―人と文学」紹介

 「痴人の愛」「春琴抄」「細雪」などの作品で日本近代文学に物語の豊饒さをもたらした作家、谷崎潤一郎(1886~1965年)の全体像を紹介する図録を販売しています。

 内容は東京・日本橋での幼少期から東京大学在学中の「刺青」による鮮烈なデビュー、関東大震災をきっかけとした関西への移住、日本の伝統文化への目覚め、「源氏物語」の現代語訳、老人の性愛を描いた晩年まで、実生活の歩みと文学の変遷をほぼ年代順にたどるものです。

 遺品や生原稿、書簡など豊富な資料の写真をはじめ、谷崎家系図、阪神間転居の跡を示す地図、年譜なども収録した見て楽しい一冊となっています。これから谷崎を読む人には分かりやすい読み物として、谷崎に詳しい愛読者や研究者にとってはハンディな手引きとして役立てていただけることでしょう。

『谷崎潤一郎─人と文学』
B5判 70ページ カラー
執筆・編集 芦屋市谷崎潤一郎記念館学芸員 永井敦子
監修 たつみ都志・武庫川女子大学名誉教授
発行 武庫川女子大学出版部
定価 1150円(税込み)

申し込み方法
谷崎記念館で直接お買い求めください。または下記の連絡先に電話、ファクスまたはメールで、
①冊数 ②住所 ③氏名 ④電話番号(ファクスで申し込む人はファクス番号も)を書いてお送りください。送料と振込手数料はご負担いただきます。

お問い合わせ 申し込み 芦屋市谷崎潤一郎記念館
TEL 0797-23-5852 FAX 0797-38-3244 メールフォーム
 トライやる  芦屋市立精道中学校 生徒さん撮影  2022年5月19日~20日

小休憩

ピンクのつつじ

和風
 トライやる  芦屋市立山手中学校 生徒さん撮影  2022年5月26日~27日

芦屋の音

コイと庭

自然との共生
 トライやる  芦屋市立潮見中学校 生徒さん撮影  2022年6月2日~3日

ゆとりの場


緑の庭

緑の咲く場所

歴史

鯉のお家

かくれたてんじしつ

あめんぼとこいのしあわせ

ベンチ
 
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© Tanizaki Junichiro Memorial Museum of Literature,Ashiya.